【夫婦円満の秘訣】絆ホルモンの分泌を促して夫婦円満!~オキシトシン~

オキシトシンとは

人と人との肉体的な接触や、簡単なボディタッチで分泌される「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」とも呼ばれる神経分泌細胞のことです。

オキシトシンの効果

ドイツの神経科学の専門家、ルネ・ハーレマン博士によると、「スキンシップによって分泌されるオキシトシンは男女間の絆を深め浮気を防止する効果がある」と述べられています。オキシトシンが不足していると、自分に自信も持てず、不安感や喪失感に襲われ、パートナーとの信頼関係も崩れがちになります。オキシトシンを分泌させることによって、安心感や幸福感を得られコミュニケーション能力も高まり、正常な愛情表現が出来るようになります。その結果、浮気もしなくなり、パートナー・家族との関係もうまくいくというのです。街を歩いていると、おじいちゃんやおばあちゃんになっても手をつないだりして歩いている夫婦がいらっしゃいますが、二人とも笑顔で見ているこちらまで幸せな気分になってきますよね。離婚率の上昇している昨今、このような夫婦もいらっしゃるのを見ると、いつまで経ってもスキンシップが大事であることを思い知らされますね。
このように、オキシトシンの効果としては

  • 相手の親近感・信頼感が増す
  • ストレスの軽減
  • 浮気防止にもつながる
  • 愛情が深まる
  • うつ防止

などがあげられます。

オキシトシンを分泌させるには

冒頭で記載したように「抱擁ホルモン」ともいわれるオキシトシンですから、夫婦の触れ合い、スキンシップによって分泌が促されます。

  • 手をつなぐ
  • 一緒にご飯を食べる
  • 一緒に寝る

など、いわゆる夫婦の一般的な生活の中で対応できるものが多いですね。スキンシップや触れ合いについては、お互いの性格のよる部分も多くありますし、夫婦の形は様々なのでこれをすれば必ず良いというものではありませんが。

他にも

  • 運動をする
  • 感動する
  • 朝日を浴びる

など、良く言われる健康的な生活に結びつくことでもオキシトシンの分泌を促せるようです。

オキシトシンの男女差

オキシトシンは男女ともにあるものですが、男性と女性とでやはり差があるようです。これは、男性ホルモンに含まれるテストステロンと女性ホルモンに含まれるエストロゲンが関係しています。

テストステロンはオキシトシンの働きを抑制する働きがあり、エストロゲンはオキシトシンの働きを高める働きがあります。分かりやすい例で言うと、セックスの後、女性は余韻を楽しみたいのに対し、男性はスパッと賢者モードに入ってしまうという差が出てきます。

そして、オキシトシンは女性ホルモンに多く含まれている事が分かっています。男性と比較して女性の方が一緒にいる時間やくっついている時間を大切にしたがるのはこのホルモン量にも起因することがあるんですね。

まとめ

オキシトシンの効果とオキシトシンの男女差を理解しておけば、おたがいに対する偏見や不満も少しは解消されるのではないでしょうか?男性にとっては、仕事で頑張って給料を上げたりするよりも、今までよりも少し注意してスキンシップをとってあげる方が簡単なのではないかと思います。スキンシップをとって奥さんの幸せ度を上げてあげれば家庭内が落ち着き、素敵な家庭環境になれば仕事でも良い成果が出せるかもしれませんね。

この記事を書いた人

夫婦生活研究所 所長
1979年東京生まれ
20歳で初婚。28歳で一度離婚を経験し、その後35歳で再婚する。
初婚の際に一女を設けている。
男性、夫視点での結婚観を記事として執筆。
男性と女性とで、感覚の異なることから発生する摩擦を減らすことができるよう、日常生活に根付いた分かりやすい記事が人気。