セロトニンとは
セロトニンとは脳内で作られ、精神を安定させ「幸せ」を与えてくれるホルモンの一種です。
”幸せホルモン”と呼ばれることもあり、セロトニンが少ないと睡眠不足やうつ病を引き起こしてしまうということもわかっています。
男女で比較するセロトニンの分泌量
セロトニンの分泌量は女性の方が少なく、男性の52%程度と言われています。
個人差もあるとは思いますが、男性より女性の方が基本的には少ないようです。
生理前は、セロトニンがさらに減少することもわかっておりますので、生理前に女性がイライラしやすくなってしまったり、情緒不安定になってしまったりする原因の一つとして考えられています。
妻の抱えている不安な気持ちを、夫は理解できない
上でも述べたように、男性は女性よりもセロトニンの分泌量が多いという事実があります。
従って、同じ不安を抱えた場合にも先に安心してしまう傾向にあります。
妻が不安を夫に相談した場合にも
「なんとかなるでしょ」
「大丈夫だよ」
と、ちゃんと考えてくれていないように感じてしまうのもここに原因の一つがあるかもしれません。
決して、何も考えていないというわけではなく、セロトニンの分泌量が違うことに起因して、妻ほど不安を感じていないので、逆になんでそんなに不安になるのかわからないというのが本音としてあると思います。
夫の方が歩み寄って、不安を解消してあげる
妻が些細なことで不安を感じてしまった場合、些細なことで不安を感じない夫からすれば理解できず、言い方は悪くなってしまいますが「またか。面倒くさいな。」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、ここで「大丈夫だよ。」だけでは、不安の原因が解消されているわけではないので妻は納得できていません。ですから、「なんで大丈夫なのよ?」という質問を皮切りとして、ネガティブシンキングが始まってしまうことでしょう。
そうなってしまうと、さらに、「全く信用も信頼もされていないんだな。」という気持ちが夫の方に芽生えてしまい、最終的にお互い喧嘩に発展し収拾がつかなくなってしまうということになりかねません。
※実体験ですが…
そうならないように、妻が不安を話してくれたときには、「女性の方がセロトニンが少ないのだから、些細なことで不安を感じてしまう」という理解の基、その不安を解消できるように話をしてあげることで問題なく解決できるのではないでしょうか。
セロトニンを増やすように努める
妻の側も、「セロトニンが男性より少ないんだから理解してよね。仕方ないでしょう。」というだけでは、いくらなんでも夫も嫌になってしまうと思います。
セロトニンは、食事や生活習慣で増やすことが出来るのです。
夫が、女性はセロトニンが少ないから不安になりやすいということを理解し、不安を解消するように努めてくれるのであれば、妻も少しでも不安にならないようにセロトニンを増やす努力をしてあげましょう。
セロトニンをつくりだすための栄養素としては”トリプトファン”と”ビタミンB6”が必要になりますので、この栄養素の入っている物を食べるという方法があります。
おすすめの食べ物については以下で検索してみてください。
「セロトニン 増やす 食べ物」
特殊な食材を手に入れる必要はありませんでしたので、無理することなく続けられるのではないでしょうか。
また、生活習慣でも改善することも可能なようです。
「セロトニン 増やす 生活」
太陽の光を浴びることや、運動をするといった内容みたいですね。
まとめ
夫婦とはいえ、男と女ですから性別の違いによる衝突というものはあると思います。
そんな時もお互いがお互いの性別だけではなく、自分の性別の特徴も理解しておくことで事前に回避したり解決できる夫婦間の衝突というものはあると思っています。
今回は、脳内ホルモン物質のセロトニンというものを紹介して、男女の「不安」に対する感じ方の違いを考察してみました。
セロトニンだけではなく、男女の違いは様々な部分がありますのでこれからも調べて行きたいと思います。
この記事を書いた人

- 1979年東京生まれ
20歳で初婚。28歳で一度離婚を経験し、その後35歳で再婚する。
初婚の際に一女を設けている。
男性、夫視点での結婚観を記事として執筆。
男性と女性とで、感覚の異なることから発生する摩擦を減らすことができるよう、日常生活に根付いた分かりやすい記事が人気。