離婚の原因について

離婚の原因を明確にする

離婚の原因が夫婦の間でどちら側にあるにしても、それを許すことができないからこそ「離婚したい」、「離婚しかない」という気持ちに達してしまっていることになります。
離婚を決意させた原因は何なのか?離婚の原因を知らなければ解決策も導き出す事はできません。
また、今後「離婚する」「離婚しない」どちらの選択をする場合であっても、離婚の原因をハッキリさせることで夫婦の方向性や関係も決まってきます。

根本的な離婚原因は何か

まず第一に、離婚を決意するに到った根本的な原因を把握することが必要となります。
離婚原因が複雑な場合でも、その離婚原因が何なのか。夫婦のどちら側に原因があるのかを把握すること、判断することは難しくはないと思われます。
どうして自分が、または相手が離婚を決意することになったのかを具体的に把握する必要があります。本当の理由を知らないまま、憶測だけで離婚しようとすれば、泥仕合に発展してしまうことでしょう。

離婚の原因が家庭内にある場合と家庭外にある場合

離婚を決意させる離婚原因が夫婦の不仲・家庭内の不和である場合、その離婚原因の把握及び解決方法を見つけることは決して難しくありません。 夫婦喧嘩の延長線上にある場合が多いので、些細なことが原因である場合がほとんどです。例えば、性格の不一致であったり価値観の違い、子育てを手伝わない、家事を手伝わない、セックスレスなどがこれに当たります。旦那さんというよりは奥さんの方が不満を持ち続けてついに我慢できなくなって離婚するというケースが多いようです。
しかし、離婚の原因が家庭内では無く、家庭外にある場合には原因を知り、解決させるまで時間の掛かる場合が多いのが現状です。例えば不倫が離婚原因の場合、不倫相手を交えて解決を考えていく必要がある為問題を複雑化させ、時間を要する事態に発展する場合が多いのです。
離婚を決意した原因を把握することこそが離婚する場合でも離婚を回避する場合でも最も重要なことになります。

法的な離婚の原因とそれ以外の原因

協議離婚で離婚する場合、その離婚理由に制限はありませんが、一方が離婚に反対しており、離婚の是非を法定で争う場合には法律に定められた法定離婚原因が必要となります。民法で定められている法定離婚原因は下記の通りです。

  •  相手に不貞行為があったとき
  • 相手から悪意的に遺棄されたとき
  • 相手の生死が3年以上不明であるとき
  • 相手が重度の精神病にかかり、回復の見込みが無いとき
  • 婚姻の継続が困難な重大な事由があるとき

法定離婚原因以外で離婚理由として多い物には以下の様なものが挙げられます。

  • 性格の不一致
  • DV・暴力
  • 異性関係
  • 経済的理由・配偶者の破産

他にも理由は色々ありますが、以上の様な理由が多くなっています。それぞれの詳細につきましては別ページで説明していますのでリンク先をご参照下さい。

この記事を書いた人

夫婦生活研究所 所長
1979年東京生まれ
20歳で初婚。28歳で一度離婚を経験し、その後35歳で再婚する。
初婚の際に一女を設けている。
男性、夫視点での結婚観を記事として執筆。
男性と女性とで、感覚の異なることから発生する摩擦を減らすことができるよう、日常生活に根付いた分かりやすい記事が人気。